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2023年 8月 10日 志
みなさん、こんにちは。
本日は、タイトルの通り、“志”についてお話しいたします。
“志”とは、将来、どのように社会や世界に貢献したいかという自分の思いのことです。 「何になりたい」というものではありません。確かな志があれば、それから逆算して、今やるべきことの選択ができます。 だから、“志”というものは、受験勉強の枠を軽く飛び越えます。自分は担当の生徒に、自ら模索して得た確かな志のもと、努力すべき時に自分を追い込んですべきことをやり切る人格を、受験勉強を経て身につけてほしいと本気で思っています。 大学受験は、志を達成するための中間目標であると同時に、志の一部でもあると考えます。実際、“第一志望校”という言葉の中にも“志”という言葉が含まれています。 しかし、希望する大学に入るだけでは社会や世界に貢献できません。第一志望校合格を当面の志として考えるのも悪くはないけれど、大学受験を将来社会や世界で貢献するための中間目標であるとの立場をとれば、進学する大学がまだ決まっていないうちに人生全体の志を考える必要があると自分は思っています。
では、どうやって志を定めればよいのでしょうか。志を考えるには、価値観の幅が必要です。様々な事柄を、様々な視点から考えられて初めて、自分に合った目指すべき志が見つかります。具体的には、自分の受験科目でなくとも学校で真面目に取り組んだり、勉強以外のことも積極的に吸収したりすることで、価値観は少しずつ広がります。 高1・2の生徒は、東進ハイスクールが用意している様々なワークショップに是非チャレンジして下さい。一見勉強に関係なさそうでも、あとから振り返るとその後の人生の大きなターニングポイントになっているかもしれません。 高3の生徒は、そのようなワークショップに参加せずとも、今一度、なぜその志望校なのか、なぜ大学受験をするのかを深く考えるべきです。思想や信念に基づく志望校の選択は、第一志望校に受かろうがそうでなかろうが、その後の大学生としての生活の密度を大きくし、自身を社会や世界に貢献しうる人間性により近づけます。
今回の内容は以上です。志について少しでも考えを広げることができたなら、嬉しいです。
ここまで読んで下さりありがとうございました。