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2022年 11月 11日 法学部の内容
最近「SUITS」というアメリカの弁護士ドラマにどはまりしている担任助手1年の鈴木ディアンです!
弁護士ってやっぱりカッコいいですよね。そんなことで今日は私が大学で学んでいる法律学について話したいと思います。
今日の問題 ~鈴木編~
今日の問題
和訳しなさい↓
The old dog the footsteps of the young.
和訳しなさい↓
The old dog the footsteps of the young.
テーマ:法学部の内容:法的思考とはなにか
以前私のチームミーティングで法学部がどのような印象かを尋ねた際、「法律全部覚えてそう」といわれました。
たしかに主要な法律は覚える必要がありますが2000近くある法律を人間がすべて暗記することは不可能に近いです。
法学部で習得できることは、ある事案があったときにその2000近くの法律の中から正しい法律を使って答えを出すことです。つまり法学部で学ぶことは法律の正しい使い方なんです!数学で例えるなら、ある問題を正しい公式を使って答えを出すという感じです。
その思考プロセスが法的思考というものです!
ではその内容とはどのようなものなのでしょうか?
まず法律学には絶対に遵守しなければならない原則的なルールがあります。
それは「法的三段論法」です。
たしかに主要な法律は覚える必要がありますが2000近くある法律を人間がすべて暗記することは不可能に近いです。
法学部で習得できることは、ある事案があったときにその2000近くの法律の中から正しい法律を使って答えを出すことです。つまり法学部で学ぶことは法律の正しい使い方なんです!数学で例えるなら、ある問題を正しい公式を使って答えを出すという感じです。
その思考プロセスが法的思考というものです!
ではその内容とはどのようなものなのでしょうか?
まず法律学には絶対に遵守しなければならない原則的なルールがあります。
それは「法的三段論法」です。
法的三段論法というのは「①大前提(普遍的な法則)に②小前提(個別の具体的な事実)を当てはめ③結論をだす」というものです。
例えば①「人間はいつか死ぬ」→②「鈴木ディアンは人間だ」→③「鈴木ディアンはいつかしぬ」という感じです。条文を例に出すと①「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。(刑法199条)」→②「鈴木ディアンは人を殺した」→③「鈴木ディアンは死刑又は・・・に処される。」ということです!
こうみるとすごく当たり前で簡単なように見えると思いますが、多くの法学部生が難しい事案を前にするとこの絶対的なルールを忘れてしまい、論述になったときに落第点を取ってしまうわけです。裁判官が作成した判決文もたまにこのルールが守られていない場合があります。司法試験を目指す人は1年生のうちからこの特訓を嫌というほどさせられるわけです笑
では、ある教授が「生徒に良い環境を与えるために講義中に私語をした者は、教室から出す」というルールを設けるとします。そして授業中にLINEで友達とやり取りをした人がたまたま教授にバレてしまって、LINEのやり取りも私語のうちとされ追い出されてしまいました。ここで問題となるのはLINEが私語に含まれるかどうかです。
含まれるのならこの生徒は教室を出ていくことになりますし、含まれないのなら生徒は講義を受けることができます。議論の仕方によってはどっちにも転びそうですが、この場合なら「生徒に環境を与えるため」という目的(法律で言う立法趣旨)のためにルールを設けているので、LINEのやり取りは周りに危害を与えないから私語には含まれないとなるでしょう。逆に教授がこのルールを全員に授業に集中して聞いてもらうために設けていたら死後に含まれることになるかもしれません。
今回は授業中の私語を例に出しましたが、法学の世界では、このように条文の1語の解釈をめぐって様々な論争がなされてきたり、様々な学説があったりします。そしてそこにはどれだけ論理的で合理的な主張ができるかという弁護士や検察、法学者などの力量が試されているわけです。私はこれが法律学の一番面白い部分だと思います。自分の主張の根拠を強くするために判例を使ったり、時には他の学問を根拠にしたり事案や人によってさまざまな考え方があるからです。変化が著しい現代の社会では、経験や主観で物事を判断するよりも確実な根拠に基づいて物事を判断する、法的思考のような考え方が必要になるかもしれません。
例えば①「人間はいつか死ぬ」→②「鈴木ディアンは人間だ」→③「鈴木ディアンはいつかしぬ」という感じです。条文を例に出すと①「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。(刑法199条)」→②「鈴木ディアンは人を殺した」→③「鈴木ディアンは死刑又は・・・に処される。」ということです!
こうみるとすごく当たり前で簡単なように見えると思いますが、多くの法学部生が難しい事案を前にするとこの絶対的なルールを忘れてしまい、論述になったときに落第点を取ってしまうわけです。裁判官が作成した判決文もたまにこのルールが守られていない場合があります。司法試験を目指す人は1年生のうちからこの特訓を嫌というほどさせられるわけです笑
では、ある教授が「生徒に良い環境を与えるために講義中に私語をした者は、教室から出す」というルールを設けるとします。そして授業中にLINEで友達とやり取りをした人がたまたま教授にバレてしまって、LINEのやり取りも私語のうちとされ追い出されてしまいました。ここで問題となるのはLINEが私語に含まれるかどうかです。
含まれるのならこの生徒は教室を出ていくことになりますし、含まれないのなら生徒は講義を受けることができます。議論の仕方によってはどっちにも転びそうですが、この場合なら「生徒に環境を与えるため」という目的(法律で言う立法趣旨)のためにルールを設けているので、LINEのやり取りは周りに危害を与えないから私語には含まれないとなるでしょう。逆に教授がこのルールを全員に授業に集中して聞いてもらうために設けていたら死後に含まれることになるかもしれません。
今回は授業中の私語を例に出しましたが、法学の世界では、このように条文の1語の解釈をめぐって様々な論争がなされてきたり、様々な学説があったりします。そしてそこにはどれだけ論理的で合理的な主張ができるかという弁護士や検察、法学者などの力量が試されているわけです。私はこれが法律学の一番面白い部分だと思います。自分の主張の根拠を強くするために判例を使ったり、時には他の学問を根拠にしたり事案や人によってさまざまな考え方があるからです。変化が著しい現代の社会では、経験や主観で物事を判断するよりも確実な根拠に基づいて物事を判断する、法的思考のような考え方が必要になるかもしれません。
今日の問題 答え
「老人が若者の足音(足跡)を追った。」
この問題のポイントは何が動詞かを判断することです。
Dogを「犬」ではなく「追う」という動詞として使っています。
おそらくほとんどの人がThe old dogを「年老いた犬」と訳してしまったのではないでしょうか?そしてどれが動詞かわからなくなってしまったのではないでしょうか?
もちろんこれはネイティブでも一度は引っかかる問題らしいです笑
みなさんも名詞や動詞の意味がある単語には気を付けてください!
この問題のポイントは何が動詞かを判断することです。
Dogを「犬」ではなく「追う」という動詞として使っています。
おそらくほとんどの人がThe old dogを「年老いた犬」と訳してしまったのではないでしょうか?そしてどれが動詞かわからなくなってしまったのではないでしょうか?
もちろんこれはネイティブでも一度は引っかかる問題らしいです笑
みなさんも名詞や動詞の意味がある単語には気を付けてください!