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2022年 11月 29日 環境問題について考えよう
トップリーダーと学ぶワークショップに関してお話します。
来月17日に、核融合科学研究所の前所長「竹入康彦先生」が講演にいらしてくれます!
エネルギー問題の革命的解決策、「地上に太陽を」を実現しようとしている方です。
今エネルギー問題は地球上で大きな問題となっていることは、皆さんも耳にしたことはあると思います。
再生可能エネルギーが開発されて来たとは言え、未だエネルギー源の約8割は化石燃料に依存しています。
化石燃料はいつまで安定して得られるのか明確でない上、温室効果ガスを排出するため環境にも良くありません。
加えて、日本のエネルギー自給率は11.8%です。つまり、約9割は海外からの輸入に頼っています。
もしエネルギー不足になればどうなるでしょうか。
例えば電力不足になり、今当たり前のように毎日使えているスマートフォン・パソコンは使えなくなります。
このIT革命が進んだ情報社会、電力が無くなった生活など考えられないでしょう。
これから本格化する冬も、暖房無しで堪えなければなりません。
我々は、普段意識しないけれども、大量のエネルギーに毎日依存しているのです。
そのエネルギーを、これから先も安定して持続的に得られる技術が求められています。
そこで今、世界中で進められているエネルギー開発が「地上に太陽を」なのです。
とても簡潔にどういう開発なのか説明すると、核融合反応を用います。
ヘリウム等の軽い原子核同士が反応して融合し、この際に得られる質量欠損から莫大なエネルギーを得ることが出来ます。
物理を習った皆さんは、E=mc²という式から、質量とエネルギーが等価であることは分かると思います。
太陽や夜空に光る星は、この反応を続けることで光っているのです。それを地上で実現することでエネルギーを得ることから、「地上に太陽を」と掲げています。
地球を救い、世界を変える研究です。
その研究を、最先端で進める核融合科学研究所の名誉教授がいらしてくれます。
ぜひ話を聞いて、一緒に考えてみましょう!
環境問題に留まらない、世界に貢献する仕事の価値を感じることと思います。